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ユニバの歴史を完全攻略!映画の街からゲームの世界へ──USJアトラクション進化録〈2001-2025〉


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ユニバの歴史を完全攻略!映画の街からゲームの世界へ──USJアトラクション進化録〈2001-2025〉

ユニバの歴史を完全攻略!映画の街からゲームの世界へ──USJアトラクション進化録〈2001-2025〉


はじめに──「ユニバって実は何度も生まれ変わっている」

 大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)は、2001年3月31日の開園から四半世紀弱。開業当初は“ハリウッド映画のテーマパーク”というイメージが強く、ジョーズやジュラシック・パークのボートライドに代表される**「名作映画を体験できる場所」でした。しかしその後、来場者数の低迷・V字回復・新エリアラッシュ・コロナ禍というアップダウンを経て、今ではマリオやポケモン(予定)など世界的ゲームIPを楽しめるエンタメの総合百貨店**へと進化しています。
 本記事では、USJ初心者の高校生でもスッと理解できるように、約25年の歴史を「6つのステージ」に分けて解説します。最後に“いまユニバを120%楽しむコツ”も載せたので、初ユニバ計画の参考にどうぞ!


Stage 1 映画アトラクション黄金期(2001-2003)

  • 看板ライド三強
    1. ジョーズ
    2. ジュラシック・パーク・ザ・ライド
    3. バック・トゥ・ザ・フューチャー ザ・ライド
  • 特徴:映画の名シーンをアニマトロニクスや特殊効果で「そのまま再現」。
  • 課題:開業バブルが落ち着くとリピーター不足が顕在化し、2002年度の来園者数は初年度の約7割まで急減。

★ワンポイント
当時のUSJは“映画セットの裏側”を体験するスタジオツアー路線。アトラクション以外はショー寄りで、若者向け刺激は少なめでした。


Stage 2 低迷とテコ入れ(2004-2010)

  1. スパイダーマン・ザ・ライド(2004)
    • 3D映像+可動車両という世界初の技術で「世界No.1ライド賞」を連続受賞。
  2. ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(2007)
    • コースターにスピーカーを搭載し、選曲した音楽を聴きながら夜景を滑走。
  3. スペース・ファンタジー・ザ・ライド(2010)
    • 室内コースター×プロジェクションマッピングで宇宙旅行を演出。

 新ライドで話題づくりは成功したものの、映画IP中心の世界観は変わらず“あと一押し感”が残りました。


Stage 3 V字回復のカギ(2011-2014)

  • ファミリー取り込み:ユニバーサル・ワンダーランド誕生(2012)
    • キティ・スヌーピー・セサミの3ブランドが一体化。
  • ハロウィーン・ホラーナイト(2011-)
    • ゾンビ出現で夜間入場者が5倍に。
  • ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター(2014)
    • ホグワーツ城のプロジェクションショーと4Kロボアームライド。
    • 年間入場者数が1270万人を超え、ディズニー以外の国内パークで異例の大躍進。

★ここがポイント
「映画専門店」→「幅広いエンタメのセレクトショップ」へ方向転換。
ファミリー+イベント+超大型IP(ハリポタ)の三本柱でリピーターを劇的に増やしました。


Stage 4 新エリアラッシュ(2015-2019)

主な新要素インパクト
2015ユニバーサル・クールジャパン初開催進撃、エヴァ、モンハンなど日本IPを季節導入
2016ザ・フライング・ダイナソー“うつ伏せ×世界最長”の絶叫コースター
2017ミニオン・パーク家族層が長時間滞在、物販&スイーツ爆売れ
2018ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレードプロジェクションとフロートが街全体を演出
2019シング・オン・ツアーキャラクターライブショーで昼も充実

 この頃は「毎年何かが変わる」ことでリピーターが加速度的に増え、年間入場者は1390万人へ。特にクールジャパンは“期間限定”の戦略がハマり、ファンが何度も訪れる循環を生みました。


Stage 5 コロナ禍と再起動(2020-2021)

  • 臨時休園:2020年2〜6月、2021年4〜5月
  • 感染対策型運営:入場者制限・アトラクションの消毒徹底
  • オンライン施策:「パークの魔法をおうちで」動画シリーズや限定グッズ通販
  • スーパー・ニンテンドー・ワールド(2021)
    • マリオカート~クッパの挑戦状/ヨッシー・アドベンチャー
    • パワーアップバンドでコイン集め、ブロック叩きなど新しい“体験型”パークを確立。
    • SNS映えを全面に押し出し、若年層・海外ゲーマーを一気に取り込み。

Stage 6 「勢いが止まらない」現在と未来(2022-2025)

  1. ニンテンドー拡張:24年末〜にドンキーコング・エリア開業。
  2. 旧世代ライドの世代交代
    • スパイダーマン(2024.1クローズ)→新IP導入準備中
    • ターミネーター/バックドラフトも2023で幕。
  3. 噂のプロジェクト
    • ポケモンをテーマにしたアトラクション構想
    • eスポーツ・ライブエンタメ複合施設案
  4. 中期目標:「世界最高の新体験を年イチ投入」ロードマップが社内で進行中。

★注目ポイント
旧アトラクション跡地に“次世代ライド”が続々誕生予定。東京ディズニーリゾート同様、設備の老朽化を“機会”にする姿勢がUSJ流。


いまユニバを120%楽しむ3つのコツ

  1. 公式アプリ+エクスプレス・パスで“並ぶ時間”を徹底削減
    • 待機ストレスを減らして写真・グルメに時間を回す。
  2. 期間限定イベントを狙い撃ち
    • クールジャパンやハロウィーンはライドの内容が丸ごと変わるので、通常期と二度楽しめる。
  3. 旧ライドの“記念プレート”を探してみる
    • ジョーズの船着き場横、BTTF跡地の地面など、歴史を感じる隠れスポット多数。

まとめ

 USJは「映画の街」からスタートし、ファミリー向けエリアで息を吹き返し、ハリポタで大逆転。さらにクールジャパンとミニオンで勢いを増し、ニンテンドーで世界へ飛躍しました。いまや**“勢いを取り戻したテーマパーク”ではなく、“勢いが止まらないテーマパーク”**。歴史を知ってから歩くと、アトラクションの裏にある“物語”が見えてきて、楽しさが倍増します。

 さあ次の休日、ジョーズの港でシャッターを切ったら、ホグズミードでバタービールを飲み、ヨッシーの背中で景色を眺め、夜はゾンビとダンス! 進化を続けるUSJで、あなた自身の“ヒストリー”を刻んでみてください。


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